【中山 12月23日】
本日、中山競馬場で行われた有馬記念において、名馬オグリキャップが見事に優勝し、この一戦をもって現役生活に終止符を打った。長く第一線で走り続けてきた同馬が、年末の大舞台で勝利を収めて引退する劇的な結末に、場内は大きな歓声と拍手に包まれた。
オグリキャップは地方競馬から中央へ移籍後、数々の重賞を制し、実力と人気を兼ね備えた存在として競馬ファンの支持を集めてきた。近走では不振が続き、今回の有馬記念も決して有利な評価ではなかったが、レースでは中団から鋭く進出し、直線で力強く抜け出した。不屈の闘志を示す走りに、観衆の視線は釘付けとなった。
ゴールの瞬間、スタンドからは割れんばかりの声援が沸き起こり、勝利と同時に引退を迎える姿は、多くの人々の記憶に刻まれた。関係者は「最後まで走る姿で応えた」と語り、陣営にとっても忘れがたい一日となった。
地方から頂点へと駆け上がり、数々の名勝負を演じたオグリキャップは、競馬の枠を超えた社会現象的存在でもあった。その物語は、今後も語り継がれていくに違いない。
— RekisyNews スポーツ面 【1990年】
