横綱双羽黒、突然の失跡 異例の形で土俵を去る事態に

【東京 12月27日】

大相撲界に衝撃が走った。横綱双羽黒光司が、所属部屋の親方から私生活の乱れについて厳重注意を受けた直後、激昂して姿を消したことが本日までに明らかになった。連絡は一切取れず、行方不明の状態が続いており、現役横綱の突然の失跡という前代未聞の事態に、相撲界は騒然としている。

関係者によれば、双羽黒は昇進後も私生活面で問題を指摘されることが多く、親方から生活態度の改善を求められていた。これに対し本人は強く反発し、部屋を飛び出したとされる。横綱という最高位にありながら、協会への連絡もなく所在不明となる事態は、横綱の品格と責任が改めて問われる局面となった。

相撲協会は状況を慎重に見守っていたが、事態は急展開を迎える。12月31日、親方から提出された双羽黒の廃業届を協会が受理し、正式に引退が決定した。土俵上での引退相撲や記者会見は行われず、横綱としては極めて異例の形で角界を去る結果となった。

双羽黒は優勝経験のないまま横綱に昇進した初の力士でもあり、その進退は以前から注目されていた。今回の一件は、昇進基準や横綱制度の在り方についても、今後議論を呼ぶものとみられている。

— RekisyNews スポーツ面 【1987年】

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次