【阪神 12月19日】
本日、阪神競馬場で行われた第5レースにおいて、注目の若駒ディープインパクトがデビュー戦を迎え、見事に初勝利を挙げた。父に名種牡馬サンデーサイレンスを持つ良血馬の初陣とあって、競馬関係者やファンの関心を集める一戦となった。
レースでは中団から落ち着いた走りを見せ、直線に入ると鋭い伸び脚で前を行く各馬を一気に捉えた。初出走とは思えぬ余裕のある走りに、スタンドからは大きなどよめきが起こり、将来性を強く印象づける内容だったとの評価が広がっている。
管理する調教師は、レース後のコメントで「素質の一端を示してくれた」と語り、今後の成長に期待を寄せた。騎乗した騎手も、折り合いの良さと反応の鋭さを評価し、距離や舞台を問わず活躍できる可能性に言及している。
年末の阪神で鮮烈な第一歩を刻んだディープインパクトは、来春以降の重賞戦線を見据え、今後のローテーションが注目される存在となった。競馬界に新たな主役候補が現れた瞬間として、この日の初勝利は記憶されることになりそうだ。
— RekisyNews スポーツ面 【2004年】
