【福岡 11月26日】
福岡国際センターで行われていた大相撲11月場所(九州場所)は本日千秋楽を迎え、西関脇・小錦八十吉(ハワイ・オアフ島出身、25歳)が14勝1敗で見事に優勝を飾った。これは、外国人力士としては高見山 大五郎以来17年ぶり、2人目の幕内最高優勝という記録だ。
場所を通じ、小錦は圧倒的な体格を活かした突き押し相撲で安定した成績を積み上げた。千秋楽では、単独トップで迎えた横綱・大乃国との一番を制し、13勝1敗の段階から14勝目を挙げて優勝を決めた。
昭和50年代後半から外国出身力士の活躍が注目されていたものの、優勝まで届いたのは長らくなかった。小錦の優勝は相撲界の国際化を象徴する出来事として大きな反響を呼んでいる。表彰式では、感極まった表情で「応援してくれたすべての人に感謝します」と涙を抑えながら挨拶した。
この快挙によって、小錦の大関昇進が来場所に向けて確実視されており、その動向が大いに注目されている。会場の観客からも、「次は横綱を目指してほしい」と熱烈な声援が送られた。
— RekisyNews スポーツ面 【1989年】
