【東京・神宮 11月22日】
本日、日本プロ野球史上初となる「日本シリーズ」がいよいよ開幕を迎え、神宮球場にてセ・リーグ優勝の松竹ロビンスと、パ・リーグを制した毎日オリオンズが激突した。プロ野球界にとって記念すべき一戦となるこのシリーズは、両リーグの覇者による頂上決戦として全国の注目を集めている。
第1戦は快晴のもとプレイボールとなり、両軍の投手が序盤から一歩も引かぬ投げ合いを展開。観客席には超満員の観衆が詰めかけ、昭和の新たな娯楽として成長するプロ野球の存在感をまざまざと示した。試合は終盤に毎日オリオンズの打線が爆発し、記念すべき初戦を制する形となった。
日本シリーズはこのあと7戦4勝制で行われ、東京・大阪を舞台に熱戦が繰り広げられる予定。セ・リーグの強打・松竹と、機動力と粘りを武器とする毎日の戦いは、まさにプロ野球の真髄を示す戦いとなるだろう。
なお、本シリーズの成功は、今後のプロ野球の発展にも大きな弾みとなるとみられ、日本全国のファンの熱気がひときわ高まっている。
— RekisyNews スポーツ面 【1950年】
