45歳の奇跡 ジョージ・フォアマン、史上最年長で世界ヘビー級王座奪還

【ラスベガス 11月5日】

ボクシング界に歴史的な偉業が刻まれた。ジョージ・フォアマン(45歳9か月)が、WBA・IBF世界ヘビー級タイトルマッチで王者マイケル・モーラーを10ラウンドTKOで破り、世界王座に返り咲いた

この勝利によりフォアマンは、1973年以来21年ぶり2度目の世界ヘビー級チャンピオンとなった。これは史上4人目の「2度王座獲得者」に数えられ、さらに史上最年長での世界ヘビー級王座奪還という前人未到の快挙でもある。

1970年代に一世を風靡し、アリとの激闘「キンシャサの奇跡」で敗れて以降、10年間リングを離れていたフォアマンは、40代で現役復帰。幾度の挑戦を経て、ついにこの日、年齢という壁を打ち破った

試合後、フォアマンは「このベルトはすべての夢を追う人への贈り物だ」と語り、満場の観客から大歓声が巻き起こった。

— RekisyNews スポーツ面 【1994年】

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