服部道子、全米女子アマ初制覇 決勝は5&4で快勝、日本人として初の栄冠

【米ピッツバーグ 8月10日】
全米女子アマチュア選手権の決勝が本日、フォックス・チャペルCC(ペンシルベニア州)で行われ、服部道子(愛知・高1)が5&4で米国のシェリル・ステイシーを下し優勝した。服部は日本人として初の全米女子アマ制覇を果たし、世界の舞台でその実力を示した。

大会はストロークプレー2日間の後、上位64名によるマッチプレー。決勝は伝統の36ホールで争われた。服部とステイシーはともにストロークプレーのメダリスト(151)で並び、そのまま決勝進出。最終日は前半から服部がショットで主導権を握り、要所のパットを沈めて差を広げ、34ホール目で勝負を決めた。エントリーは329名にのぼった。

16歳での戴冠は快挙。米ゴルフ界でも注目が集まっており、若い才能の台頭を象徴する勝利となった。会場関係者は「正確なアイアンと冷静なコースマネジメントが光った」と話している。

今回の優勝で、国内外の主要アマ大会でも服部へのマークは一段と厳しくなる見通し。日本ゴルフ協会関係者は「日本女子アマから世界の頂点へ、教科書のようなステップアップ」と評価し、今後の国際舞台での活躍に期待を寄せている。

— RekisyNews スポーツ面【1985年】

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