【埼玉・大宮 2月14日】
本日午後、大宮競輪場で開催予定であった競輪が降雪のため中止となり、これに不満を抱いた入場者らが騒然となる事態が発生した。場内では観客の一部が興奮し、椅子の破壊や設備の損壊が相次ぎ、ついには火の手も上がるなど混乱が拡大した。
関係者によれば、午前中から降り続いた雪の影響で走路の安全確保が困難と判断され、主催者が中止を決定。払い戻し手続きが進められたが、発表直後から観客席周辺で怒号が飛び交い、場内は騒然となったという。
椅子の投擲や一部施設への放火、警察官への暴行などが発生し、警備にあたっていた警察官が出動。混乱はしばらく続いたが、夕刻までに鎮静化された。警察は現場で28人を逮捕し、詳しい経緯を調べている。
戦後の公営競技を巡っては各地でトラブルが発生しており、運営体制や警備の在り方が問われている。今回の騒動は、公営競技を取り巻く熱狂と不満のはけ口が一気に噴出した形となり、関係当局は再発防止策の検討を急ぐ構えだ。
降雪という自然条件が引き金となった今回の騒乱は、戦後社会の混沌とした空気を改めて浮き彫りにした。
— RekisyNews 社会面 【1951年】
