【長野・諏訪湖 2月14日】
本日、凍結した諏訪湖の湖面において、日本で初めてとされる本格的なスケート競技大会「諏訪湖一周氷滑競争大会」が開催された。冬の澄んだ空気の中、氷上に設けられた周回路を滑走する競技に、多くの観衆が詰めかけた。
大会は、湖の全面凍結を利用して湖岸に沿う形で一周する長距離競技として実施され、参加者たちは鋼製の刃を備えたスケート靴で滑走。氷上を切り裂く刃の音と、息を弾ませながら前へ進む選手たちの姿が、白銀の湖面に映えた。
日本における近代的スケート競技の嚆矢と位置づけられるこの大会は、近年普及しつつある洋式運動の一環として注目を集めている。諏訪地方では寒気の強い年には湖面が厚く凍結することから、天然の競技場として活用できるとの声が上がっていた。
主催関係者は「今後も氷の状態が良好な限り、継続的に開催したい」と語り、地域行事としての発展にも期待を寄せる。湖畔では子どもから大人まで氷滑を楽しむ姿も見られ、冬季スポーツへの関心の高まりがうかがえた。
諏訪湖の氷上から、日本の新たな競技文化が歩みを始めた一日となった。
— RekisyNews 文化面 【1908年】
