ミュンヘンで航空機墜落、マンチェスター・U選手ら死亡

【ミュンヘン 2月6日】

本日、西ドイツ・ミュンヘンのリーム空港において、英国欧州航空(BEA)のチャーター機が離陸に失敗し墜落する重大事故が発生した。この事故により、乗員・乗客あわせて23人が死亡し、その中にはイングランドの名門サッカークラブ、マンチェスター・ユナイテッドの選手8人が含まれていた。

事故機は欧州各地での試合を終え、イングランドへ帰国する途中で、給油のためミュンヘンに立ち寄っていた。現地では降雪と氷結が続いており、滑走路の状態は極めて悪かったとされる。離陸を試みた機体は速度を得られぬまま滑走路端を越え、空港施設に衝突して大破した。

現場では救急隊や空港職員が直ちに救助活動にあたったが、機体は激しく損壊しており、多くの乗員乗客が即死状態であったという。生存者も重軽傷を負い、ミュンヘン市内の病院に搬送された。クラブ関係者や若手選手を多く含む搭乗者の中には、将来を嘱望されていた有望な選手たちが名を連ねていた。

マンチェスター・ユナイテッドは近年、若い選手を中心に急成長を遂げ、欧州の舞台でも注目を集めていた。その主力を一挙に失う事態に、イングランド国内のみならず、各国のサッカー関係者やファンから深い衝撃と哀悼の声が広がっている。

英国当局および西ドイツ側は、天候や機体状況を含めた詳しい事故原因の調査を開始した。雪の滑走路で起きた悲劇は、欧州スポーツ界に暗い影を落としている。

— RekisyNews 社会面 【1958年】

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次