【インスブルック 2月4日】
オーストリア西部の山岳都市インスブルックにおいて、本日、第12回冬季競技大会が開幕した。アルプスの麓に位置するこの地での開催は、1964年大会以来二度目となり、冬季競技に適した自然条件と整備された施設を生かし、15日まで熱戦が繰り広げられる。
開会式は、雪に覆われた競技場で厳かな雰囲気の中行われ、各国選手団が堂々と入場した。主催国オーストリアの国旗が掲げられると、会場からは大きな拍手が湧き起こり、大会への期待の高さがうかがえた。スキーやスケート、ボブスレーなど、多彩な競技が予定されており、選手たちは日頃の鍛錬の成果を競う。
インスブルックは交通の要衝としても知られ、大会期間中は各国からの観客や報道関係者で街が活気づいている。一方で、暖冬の影響による積雪不足が懸念されていたが、人工雪の活用などにより競技環境は整えられた。
国境や言語の違いを越え、氷雪の舞台で競い合うこの大会は、冬季競技の発展と国際的な交流を象徴する場となっている。アルプスの静かな町は今、世界の視線を一身に集めている。
— RekisyNews スポーツ面 【1976年】
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