【東京 2月3日】
日本相撲協会は本日、大関・若乃花の横綱昇進を正式に決定し、第45代横綱が誕生した。先場所での安定した取り口と品格を評価し、満場一致での推挙となった。若乃花は昇進伝達式で「横綱の名に恥じぬ相撲を取り続けたい」と抱負を述べ、重責を受け止める姿勢を示した。
若乃花は鋭い出足と粘り強い相撲を武器に、上位陣との対戦でも力強さを発揮してきた。土俵際での冷静な判断と攻守の切り替えは観衆を魅了し、安定感のある勝ち星の積み重ねが高く評価された。関係者は、土俵外での振る舞いにも言及し、力と品格を兼ね備えた横綱像にふさわしいと語る。
両国国技館周辺では昇進の知らせに歓声が上がり、後援者やファンが集まった。相撲界にとっては久方ぶりの朗報であり、番付の頂点に新風が吹き込まれる形となる。今後は土俵の象徴として、巡業や本場所での責務も増す見通しだ。
新横綱の誕生により、大相撲は次代を担う中心軸を得た。初土俵から積み上げた研鑽の成果が、いよいよ最高位で試される。
— RekisyNews スポーツ面 【1958年】
