【デイトナ 2月2日】
米フロリダ州デイトナで開催されている耐久自動車競走「デイトナ24時間レース」において、本日、日産の試作競技車ニッサン・R91CPが長時間に及ぶ走行を制し、総合優勝を果たした。過酷な耐久戦として知られる同競走で、日本の自動車メーカーが頂点に立つのは今回が初めてであり、日本人ドライバー、日本チームとしても初の快挙となった。
決勝は昼夜を通して行われ、路面温度の変化や霧を伴う湿潤な気象条件が車両と乗員を苦しめた。序盤から各国の有力車が激しく競り合う展開となったが、日産陣営は安定した周回と確実な整備で順位を上げ、中盤以降は首位争いの中心を担った。深夜帯に発生した他車のトラブルを冷静にかわし、終盤には確かな差を築いた。
関係者によれば、R91CPは高出力と燃料効率の両立を図った設計が奏功し、長時間走行でも性能低下を抑えたという。ピットでは迅速な作業が繰り返され、チーム全体の連携が勝利を支えた。ゴールの瞬間、スタンドからは大きな拍手が湧き起こり、異国の地での日本勢の健闘を称える声が相次いだ。
この勝利は、国際耐久競走の舞台において日本の技術力と運営力を示す結果となった。関係者は「長年の挑戦が実を結んだ」と語り、今後の海外競走への展望に自信を見せている。
— RekisyNews スポーツ面 【1992年】
