日本勢、雪上で歴史刻む──猪谷千春、回転で銀牌獲得

【コルチナ=ダンペッツォ 1月31日】

当地で開催中の冬季五輪競技会において、本日行われたスキー回転競技で、日本代表の 猪谷千春銀牌を獲得した。これは日本選手が同大会で初めて手にした表彰台であり、わが国冬季競技史に新たな一頁を刻む快挙となった。

回転競技は急斜面に設けられた旗門を高速で通過する難度の高い種目で、技術と判断力が勝敗を左右する。猪谷は序盤から安定した滑走を見せ、雪面の変化にも的確に対応。上位選手との僅差の争いを制し、堂々たる成績で競技を終えた。

競技後、関係者の間では「日本選手が欧州勢と互角に渡り合った意義は大きい」との声が上がった。これまで日本の冬季競技は経験や設備面で不利とされてきたが、今回の結果は練習と研究の積み重ねが実を結んだものと受け止められている。

会場では各国の観客からも温かな拍手が送られ、日本代表団の士気は大いに高まった。日本勢初の表彰台到達は、今後の競技参加と人材育成に弾みをつける出来事となろう。

— RekisyNews スポーツ面 【1956年】

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