【サンモリッツ 1月30日】
スイス東部エンガディン地方の保養地サンモリッツで本日、第5回冬季オリンピック競技大会が開幕した。世界各国から集った選手団が雪と氷に覆われたアルプスの舞台に集い、2月8日までの10日間、滑降、スケート、アイスホッケーなどの競技で技を競う。大会関係者によれば、戦禍による中断を経て再び開かれた本大会は、国際スポーツ交流の再出発を象徴する催しとして大きな注目を集めている。
開会式は澄み切った冬空の下で行われ、各国選手が国旗を掲げて行進した。山々に反響する拍手と音楽の中、主催者は「スポーツを通じた友好と理解」を強調し、平和的競争の意義を訴えた。サンモリッツは1928年大会に続く開催地であり、豊富な雪量と整備された施設が高く評価されている。
競技初日からスピードスケートやボブスレーの予選が予定され、各国の実力者が姿を見せる。観客席には地元住民や各国からの来訪者が詰めかけ、冬山の厳しさと華やぎが交錯する光景が広がった。街では宿泊施設や交通の混雑も見られるが、住民は大会を歓迎し、選手たちを温かく迎えている。
今大会の成果は、今後の国際競技の在り方にも影響を与えるとみられ、各国の関係者は最後まで公正な運営と安全確保に力を尽くす構えだ。
— RekisyNews スポーツ面 【1948年】
