【大阪 1月23日】
阪神急行電鉄は本日、社内組織として大阪阪急野球協会を設立し、これを母体とする阪急職業野球団を発足させた。近年関心が高まりつつある職業野球の分野に、関西の有力私鉄が本格参入する形となり、球界に新たな動きが生じている。
同社は沿線の発展と娯楽文化の振興を目的に掲げ、野球団の設立を決定した。新球団は、都市部の観客を主な対象とし、定期的な興行を通じて職業野球の定着を図る方針である。関係者によれば、選手の確保や練習体制の整備を急ぎ、今後の公式戦参加を視野に入れて準備が進められているという。
職業野球をめぐっては、首都圏を中心に球団設立の動きが相次いでおり、競技としての水準向上とともに、興行としての成功が注目されている。阪神急行電鉄という交通事業者が球団経営に乗り出したことは、職業野球が単なる競技の枠を超え、都市文化の一部として認識され始めたことを示す動きと受け止められている。
今後、阪急職業野球団がどのような成績を残し、関西の野球人気をどこまで押し広げるかは未知数であるが、新球団の誕生は、職業野球の全国的な広がりに向けた重要な一歩となりそうだ。
— RekisyNews スポーツ面 【1936年】
