バスケットボール、初の公式試合実施――新競技が体育教育に新風

カンザス大学のバスケットボールチーム (後列右がネイスミス)

【マサチューセッツ州スプリングフィールド 1月20日】

米国マサチューセッツ州スプリングフィールドのYMCA訓練校において本日、同校講師のジェームズ・ネイスミスが考案した新競技「バスケットボール」の初の公式試合が行われた。屋内で安全に行える運動として設計されたこの競技は、参加した学生たちの関心を強く集めている。

この競技は、冬季における体育授業の停滞を解消する目的で考案された。使用されたのはサッカーボールと、体育館の高所に設置された桃籠で、相手の籠にボールを投げ入れることで得点を競うという単純明快なルールが採用された。身体接触を極力避ける規則も定められ、教育現場での実践に配慮した内容となっている。

試合は9人ずつの二組に分かれて行われ、ボールを巡る攻防や即興的な連携が見られた。観戦した教員からは、運動能力のみならず、判断力や協調性を養う競技として高く評価する声が上がっている。

ネイスミス講師は、「この競技が学生たちの心身の鍛錬に役立つことを願っている」と語った。今回の試合を契機に、バスケットボールはYMCAの教育課程を通じて他地域へも広まる可能性があり、新たなスポーツ文化の萌芽として注目される。

— RekisyNews スポーツ面 【1892年】

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