【青森県八戸市 1月12日】
青森県八戸市において、本日、第1回日本スケート選手権大会が開催された。国内各地から選手が集い、氷上競技の技量を競う全国規模の大会が実現したのは、これが初めてである。
会場となった屋外リンクには、厳寒の気候を生かした良好な氷面が整えられ、スピードスケートを中心に競技が行われた。各地の予選を勝ち抜いた選手たちは、滑走技術や持久力を競い合い、観客の視線は一挙手一投足に注がれた。地方都市でありながら、八戸が大会地として選ばれた背景には、冬季の安定した寒さと、近年高まりつつある氷上競技への関心があるとされる。
主催者側は、今回の大会について「国内競技水準の把握と、将来的な国際大会への足掛かり」と位置づけており、今後も継続的な開催を目指す方針を示した。競技関係者の間では、全国統一の選手権が誕生した意義は大きく、日本のスケート競技が一段階前進したとの評価が広がっている。
観戦に訪れた市民からは、選手の高速滑走に驚きの声が上がり、寒風の中でも会場は熱気に包まれた。冬季スポーツが限られた地域のものから、全国的な競技へと発展する兆しが、八戸の氷上に刻まれた一日となった。
— RekisyNews スポーツ面 【1930年】
