東急、プロ野球球団を買収――東急フライヤーズ誕生

【東京 1月7日】

プロ野球界に新たな動きがあった。既存球団であるセネタースが、本日付で東京急行電鉄に買収され、新球団「東急フライヤーズ」として再出発することが正式に決まった。戦後の混乱期にあった球団経営の立て直しを図るもので、民間大企業による本格的な球団経営参入として注目を集めている。

セネタースは戦前から活動を続けてきたものの、戦後の物資不足や観客動員の低迷により経営難に直面していた。今回の買収により、球団は東急グループの支援を受け、経営基盤の安定化と戦力強化を目指す。球団名の「フライヤーズ」には、航空機のように力強く飛躍するとの意味が込められたという。

東京急行電鉄側は、球団運営を通じて沿線地域の活性化や大衆娯楽の充実に寄与したいとの考えを示している。プロ野球が戦後復興期の国民娯楽として定着しつつある中、企業とスポーツの新たな結び付きを象徴する動きとして、他球団や関係者からも関心が寄せられている。

東急フライヤーズは今後、体制を整え次第、公式戦に臨む見通しであり、再建を果たした新球団の戦いぶりが注目される。

— RekisyNews スポーツ面 【1947年】

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