【神戸・須磨 12月30日】
本日午前、神戸市須磨区の太陽神戸銀行須磨支店前で、現金輸送車が何者かに乗り逃げされ、3億2250万円が持ち去られる事件が発生した。年末の金融機関が慌ただしくなる時期を狙った大胆な犯行として、周辺は一時騒然となった。
警察の発表によると、現金輸送車は営業開始前後の時間帯に支店前へ停車し、警備員が業務に当たっていた。その隙を突かれ、車両が奪われたとみられている。現場付近では目立った争いの形跡は確認されておらず、犯人は周到に機会をうかがっていた可能性がある。輸送車はその後、別の場所で発見されたが、積まれていた現金は見つかっていない。
被害額は3億円を超え、金融機関を狙った犯罪としては異例の規模だ。銀行側は業務への影響は最小限にとどめるとしているが、警備体制の在り方が問われる事態となった。市民の間では不安の声が広がり、支店周辺では警察官による聞き込みや警戒が続いている。
警察は窃盗事件として捜査本部を設置し、目撃情報の収集や防犯カメラの解析を急いでいる。年の瀬の街で起きた大胆な犯行に対し、一刻も早い真相解明が求められている。
— RekisyNews 社会面 【1988年】
