小学生の列に車突入、2人死亡 岩手・二戸市で飲酒運転事故

【岩手県二戸市 11月28日】

本日午前8時15分ごろ、岩手県二戸市福岡の市道で、登校中の小学生の列に乗用車が突っ込む事故が発生した。この事故で小学2年生と1年生の児童2人が死亡、6人が重軽傷を負った。車を運転していた男(当時46歳)はその場で身柄を確保され、飲酒運転の疑いがあるとして県警が逮捕した。

事故が起きたのは、通学路として指定されている市道で、児童たちは当時、見守りの保護者とともに集団登校中だった。突入した乗用車は、センターラインを越えて蛇行しながら進入し、児童の列をなぎ倒したという。目撃者によると、「車はブレーキもかけずに突っ込んできた。子どもたちの悲鳴が響き、現場は一時騒然となった」とのこと。

調べによると、運転手の男は前夜に酒を飲んでいたことを認めており、呼気からは基準値を大幅に超えるアルコールが検出された。警察は危険運転致死傷の容疑も視野に入れ、事件の全容解明を進めている。

地域住民や学校関係者からは「こんな悲劇が起こるなんて信じられない」「なぜ飲酒運転がなくならないのか」と怒りと悲しみの声が上がっている。市教育委員会は、事故を受けて全市の小中学校で緊急の安全確認と通学路の再点検を実施すると発表した。

この事件は、社会全体に対して飲酒運転への厳罰化と再発防止の必要性を改めて突きつけるものとなった

— RekisyNews 社会面 【2000年】

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