アンドロポフ氏、ソ連共産党書記長に就任 ブレジネフ時代の終焉へ

ユーリ・アンドロポフ

【モスクワ 11月12日】

本日、ソビエト連邦共産党中央委員会総会は、先日死去したレオニード・ブレジネフ氏の後任として、ユーリ・アンドロポフ氏(68)を共産党書記長に選出した。アンドロポフ氏はKGB(国家保安委員会)議長や党中央委員会書記などを歴任し、党内では冷徹な実務家かつ改革志向の人物として知られる。

1967年から長らくKGBを率いた同氏は、1973年には政治局入りし、党の中枢で国家安全保障を担ってきた。1982年5月にはKGB議長を退任し、党中央書記に就任。以降、体調不良が続いていたブレジネフ氏に代わる後継者と見なされていた。

経済の停滞や対米関係の緊張、東欧諸国への影響力の維持など、課題が山積する中での就任となり、アンドロポフ体制がどのような路線を取るのか、内外の注目が集まっている。

— RekisyNews 政治面 【1982年】

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