徳島市の電器店で店主刺殺 妻も重傷、深夜の惨劇に衝撃

【徳島 11月5日】

本日未明、徳島市内のラジオ商「三枝電気店」で、店主の男性(50歳)が何者かに刃物で刺され死亡する事件が発生した。同居していた内縁の妻・冨士茂子さん(43歳)も頭部などに重傷を負い、市内の病院に搬送された

警察の発表によれば、事件は午前3時頃に発生したとみられ、店内の寝室で寝ていた店主が襲撃を受け、胸部などを複数箇所刺されて即死状態だった。冨士さんはその後、自力で近隣に助けを求めたという。

現場には荒らされた形跡や争った形跡が残されており、警察は強盗目的の犯行の可能性も視野に入れて捜査を進めている。現金やラジオ製品などに目立った盗難は確認されていないが、店内の一部には血痕が残されており、犯人が逃走する際に負傷した可能性もあるという。

冨士さんは病院で治療を受けており、意識はあるものの、事件当時の状況についてはまだ詳細を語れる状態ではないとされる。なお、警察は周辺住民からの聞き込みや関係者の事情聴取を進めており、地域ぐるみでの情報提供を呼びかけている

終戦から8年が経過し、市民生活がようやく落ち着きを取り戻しつつある中での凄惨な事件に、近隣住民の間には不安と動揺が広がっている

— RekisyNews 事件面 【1953年】

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