【ロンドン 11月4日】
本日、英国の高速道路「M1」において、時速318kmで走行していた日本人の男性が現行犯で逮捕された。英国当局によると、これは「自動車によるスピード違反としては世界最高速の記録」になるとされ、各国メディアでも大きく報じられている。
逮捕されたのは、日本の著名な自動車チューニング関係者で、男性は自身が手掛けたスープラ(トヨタ)の改造車で、試走を兼ねて高速道路を走行していたと供述。当局の速度測定では時速198マイル(約318km)を記録していた。
この異例のスピード違反により、現場は一時騒然となったが、幸いにも事故などは発生していない。英国交通警察は「一般公道でのこのような危険行為は到底容認できない」と厳しく非難しており、公道での競技目的の走行は重罪に当たる可能性があると見て捜査を続けている。
被告人はすでにロンドンの裁判所に送致されており、公判では危険運転、交通法違反など複数の容疑が問われる見込み。一部では、日本国内での過激なチューニング文化が海外に持ち込まれた象徴的事件として捉えられ、議論を呼んでいる。
— RekisyNews 国際面 【1998年】
