【ミンスク 3月13日】
本日、ベラルーシの古都ミンスクにおいて、ロシア帝国内のマルクス主義組織を統合する初の政治組織「ロシア社会民主労働党」の創設大会が執筆された。皇帝専制が続くロシア帝国において、労働階級の解放を掲げる統一政党が地下組織として産声を上げたことは、帝国の政治秩序に対する重大な挑戦となる。
大会は、地元鉄道労働者の自宅を借り、警察の目を盗んで厳戒態勢の中で行われた。出席者はペテルブルク、モスクワ、キエフなど各地の「労働階級解放闘争同盟」やユダヤ人労働者同盟(ブンド)を代表するわずか9名。彼らは、散在していた各地域の社会主義サークルを一つの党綱領の下に結集させることで一致した。
採択された「マニフェスト」では、ロシアのプロレタリアートが政治的自由を獲得し、最終的には社会主義社会を建設することが宣言された。起草にあたったピョートル・ストルーヴェ氏は、「ロシアの労働階級はその力強い肩の上に、政治的自由を勝ち取るという重責を担っている」と力説している。
しかし、この「結党」は同時に過酷な弾圧の始まりでもある。党の中央委員に選出されたメンバーの多くは、大会直後から秘密警察(オフラナ)による一斉検挙の対象となっており、組織としての実態を備えるには多難な前途が予想される。
シベリアに流刑中のウラジーミル・ウリヤノフ(レーニン)氏ら、海外や辺境に身を置く多くの革命家たちも、このミンスクからの報せを固唾を呑んで見守っている。今日、名もなき木造家屋から発せられた小さな宣言が、やがて全ロシアを呑み込む革命の嵐へと成長するのか、その真価が問われるのはこれからである。
— RekisyNews 社会面 【1898年】