米で「ガールスカウト」誕生 ── ジュリエット・ロー氏、少女の自立を掲げ

【サバンナ(米ジョージア州) 3月12日】

本日、ジョージア州サバンナにおいて、わが国の少女たちの未来を大きく変える新たな組織「ガールスカウト」が産声を上げた。創設者のジュリエット・ゴードン・ロー氏は、近隣の少女18名を自宅に招き、最初の公式な集会を開催。少女たちが家庭の枠を超え、自立した市民として社会に貢献するための教育運動がいよいよ始動した。

ロー氏は、英国でボーイスカウト運動を興したベーデン=パウエル卿との親交を通じて、少女たちにも屋外でのキャンプやスポーツ、救急法の習得といった「実践的な学び」が必要であると確信した。本日集まった少女たちは、従来の「淑女教育」とは一線を画す、心身を鍛えるためのユニフォームに身を包み、新たな一歩を踏み出した。

この運動の根幹にあるのは、少女たちの「自立心」と「社会奉仕」の精神である。ロー氏は「家事の習得だけでなく、星を読み、木々を知り、傷ついた者を助ける術を学ぶことが、彼女たちの自信に繋がる」と熱っぽく語る。教室内での座学ではなく、大自然の中での活動を通じて、リーダーシップを育むことが目的だ。

現在、女性参政権運動など女性の社会進出への機運が高まる米国において、少女期からの人格形成を重視するこの試みは、教育界からも大きな関心を集めている。サバンナの小さなガレージから始まったこの運動は、やがて全米、そして世界中の少女たちを繋ぐ巨大な連帯へと成長していくに違いない。

— RekisyNews 社会面 【1912年】

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