イエズス会創立の父ら、聖人の列に ── ロヨラとザビエル、異例の同時列聖

【ローマ 3月12日】

本日、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂において、ローマ教皇グレゴリウス15世による厳かな列聖式が執り行われた。この記念すべき式典において、イエズス会の創始者であるイグナチオ・デ・ロヨラ氏と、東洋伝道の先駆者フランシスコ・ザビエル氏が、カトリック教会の最高位である「聖人」として正式に認められた。

ロヨラ聖人は、軍人から修道者に転身し、知性と規律を重んじる「神の軍隊」イエズス会を組織。プロテスタント諸派の台頭に対し、カトリックの再建と教育の普及に生涯を捧げた。一方、ザビエル聖人は、インド、マレー、そして未知の島国・日本へと渡り、異文化の壁を越えて福音を伝えた「東洋の使徒」としてその名を知られている。

列聖式では、彼らの奇跡的な功績と不屈の信仰心が讃えられた。特にザビエル聖人の遺体(ゴアに安置)が腐敗することなく保たれていることは、主の恩寵の象徴として語り草となっている。また、本日はアビラのテレサ氏や農夫イシドロ氏らも同時に列聖され、ローマの街はかつてない祝祭ムードに包まれている。

イエズス会の広報担当者は、「我らが父たちの列聖は、全世界に広がる会員にとって最大の喜びであり、さらなる宣教への使命感を新たにするものである」とコメント。日本での激しい迫害が報じられる中でのこの吉報は、東洋の信徒たちにとっても大きな励みとなるだろう。

— RekisyNews 国際面 【1622年】

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