清宮貴子内親王殿下、島津久永氏とご成婚

【東京 3月10日】

本日、昭和天皇の末娘であられる清宮貴子内親王殿下と、日本輸出入銀行に勤務される島津久永氏の結婚式が都内で厳かに執り行われた。皇族としての品位を保ちながらも、現代的な感性を持ち合わせる貴子内親王の御成婚は、戦後民主主義の下での「新しい皇室」の象徴として、日本中に温かな祝福の嵐を巻き起こしている。

お二人の出会いは、学習院時代からの知己を通じてのものであった。昨年の婚約発表の際、記者団に対して言い放った「私の選んだ人を見てください」という率直で堂々としたお言葉は、従来の皇室のイメージを一新。自らの意志で人生を歩む若者の象徴として、女性たちの間で絶大な支持を集めた。

式を終えられたお二人は、オープンカーに乗り込み、沿道を埋め尽くした数万人の市民による大歓声の中をパレードされた。貴子内親王は、気品あふれる白のウェディングドレス姿で、集まった人々に満面の笑みで手を振られた。

本日をもって内親王は皇籍を離れ、民間人「島津貴子」さんとして新たな生活をスタートされる。昭和天皇が最も愛しまれた末娘の旅立ちは、激動の昭和が安定と繁栄の時代へと移り変わる中での、一際輝かしい希望の光となった。

— RekisyNews 皇室面 【1960年】

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