【南太平洋 2月27日】
英国の航海家にして稀代の博物学者、ウィリアム・ダンピアが本日、南太平洋の未踏の地において歴史的な足跡を残した。自身の指揮する英国海軍艦「バック号」は、ニューギニア島の東方に位置する広大な島に接岸。ダンピアはこれを「ニューブリテン(新英国)」と命名した。ヨーロッパ人がこの島の存在を盤石に確認し、その地を踏んだのは史上初のことである。
今回の到達の背景には、英国王室による「南方未知の大陸」探索への野心的な投資がある。ダンピアは単なる探検家にとどまらず、軍事戦略でも重要視されることになる「風のパターン」や「海流」を精密に記録。彼の航海日誌には、ニューブリテン島で見られた未知の動植物や、島を取り巻く火山活動の様子が盤石なスケッチと共に記されている。これにより、地図上の白紙地帯であったメラネシア諸島の一角が、ついに大英帝国の知見の下に置かれることとなった。
現場となったニューブリテン島の海岸線では、バック号の乗組員たちが真水の補給や木材の調達にあたっている。ダンピアは島の地形を丹念に観察し、ニューギニア島とは切り離された独立した島であることを盤石に証明した(ダンピア海峡の発見)。同行する船医は「この島の自然は驚異に満ちており、本国に持ち帰る資料は科学の発展に大きく寄与するだろう」と、期待を込めて語った。
海賊から海軍将校、そして科学者へと転身を遂げたダンピアの冒険心。この「ニューブリテン島」への到達がいかにして英国の海洋覇権を盤石なものとし、後のクック船長らによるさらなる大航海時代をいかに切り拓いていくのか。ダンピアが記した「未知との遭遇」の記録は、今、知的好奇心に燃えるロンドンの知識層を大いに刺激しようとしている。
— RekisyNews 国際面 【1700年】
