「絶海の孤島」を版図へ ── 島根県、竹島の領土編入を告示

【松江 2月22日】

わが国の主権を明確にし、海洋権益を画定させる重要な行政手続きが本日、執行された。島根県知事は、県告示第40号をもって、隠岐島より北西約85海里に位置する無人の孤島を「竹島」と命名。これを正式に隠岐島司の所轄に編入することを内外に公表した。現在、ロシア帝国との間で日露戦争という未曾有の国難に直面する中、領土の境界を厳格に定め、国防上の拠点を確保する狙いがある。

今回の編入は、長年にわたりこの島を好漁場としてきた地元の要望に応える形となった。隠岐の漁業者である中井養三郎氏が、アシカ漁の安定を求めて政府に領土編入と貸下げを願成。これを受け、内閣は先月28日に、当該島嶼が他国の占有を認める形跡のない無主地であることを確認した上で、近代国際法の原則である無主地先占に則り、領土編入を閣議決定していた。本日の告示はその決定を地方行政として具体化する最終的な法的手続きであり、これにより近代国家としての版図が確定した。

現場の島根県庁周辺では、新たな領土の確定が地元の水産業振興に繋がるとして、期待の声が上がっている。特に隠岐の島民にとっては、慣れ親しんだ漁場が国家の保護下に入ることで、無秩序な乱獲を排した持続的な漁業が可能となる実利的な意義は大きい。一方で、冬の荒波に洗われるこの岩礁地帯にいかにして実効的な管理体制を敷くか、また、灯台や通信施設の設置といった国防上の設備投資をいかに進めるかという現実的な課題を口にする公吏の姿も見受けられる。

この編入措置が、わが国の領海画定における重要な一歩となり、将来的な海洋資源の活用や海上保安の強化に寄与するのではないかとの見方もある。また、激動する北東アジア情勢の中で、この小さな島々がわが国の主権と安全保障においていかなる価値を示していくのか、その行方が鋭く注目される。

— RekisyNews 社会面 【1905年】

アイキャッチ画像 Rachouette, teacher in Seoul, SOUTH KOREA at en:Windows Live – Original source from n876705213_1335763_4105 among Chuseok Trip to Ulleungdo and Dokdo IslandsImage obtained from http://en.citizendium.org/wiki/Image:Dokdo_Photo.jpg, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=4395088による

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