薬害エイズ問題で厚生大臣が公式謝罪

【東京 2月16日】

薬害エイズ問題をめぐり、本日、厚生大臣の菅直人氏が記者会見を開き、血液製剤によるHIV感染被害について政府の責任を認め、公式に謝罪した。

問題となっているのは、非加熱血液製剤の投与により多くの血友病患者らがHIVに感染した事案である。会見で菅大臣は、「行政としての対応が遅れたことを深く反省している」と述べ、被害者および家族に対して頭を下げた。現職の厚生大臣が明確に行政責任を認め謝罪するのは異例であり、会場は緊張した空気に包まれた。

これまで政府の対応をめぐっては、非加熱製剤の危険性が指摘されながら使用が継続された経緯や、情報公開の不十分さが厳しく問われてきた。被害者団体は長年にわたり真相解明と謝罪を求めており、今回の謝罪はその大きな節目となる。

今後は損害賠償訴訟の進展とともに、再発防止策や医薬品行政の見直しが焦点となる見通しである。社会に深い衝撃を与えた本件は、行政の在り方を根本から問い直す問題として引き続き注目される。

— RekisyNews 社会面 【1996年】

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