「記憶にございません」 ーー ロッキード証人喚問始まる

【東京 2月16日】

本日、衆議院予算委員会において、航空機売り込みを巡る疑惑に関する証人喚問が始まった。米航空機メーカーと国内関係者との資金の流れが問題視される中、国際興業創業者で同社社主の小佐野賢治氏が証人として出席。テレビ・ラジオ中継を通じ、全国の注目を集めた。

質疑では、政界や財界への資金提供の有無や経緯について繰り返し問われたが、小佐野氏は多くの問いに対し「記憶にございません」と答弁。この言葉が委員会室に幾度となく響き、与野党双方からため息やざわめきが起こった。

委員席からは「説明責任を果たしていない」との批判が相次ぐ一方、証人は「覚えていないものは答えられない」との姿勢を崩さず、審議は緊張した空気の中で続けられた。傍聴席にも多くの市民が詰めかけ、廊下では報道陣が囲み取材を試みるなど、国会周辺は終日騒然とした。

今回の証人喚問は、政治と企業の関係を巡る疑惑解明の重要な節目とみられるが、核心部分はなお不透明なままだ。小佐野氏の発言は早くも世間の話題となり、政局への影響も避けられない情勢である。

— RekisyNews 政治面 【1976年】

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