ハバナ港で戦艦爆沈 ーー “メイン号”沈没、米西関係に暗雲

【キューバ・ハバナ 2月15日】

本日夜、ハバナ港に停泊中であったアメリカ合衆国海軍の戦艦「メイン号」が突如大爆発を起こし、艦体が二つに裂けて沈没した。港湾一帯に轟音が響き、炎と煙が立ちのぼるなか、多数の乗組員が海中へ投げ出された。

現地当局の発表によれば、爆発の原因は現時点で不明であり、内部爆発か外部からの攻撃かについては調査中という。乗員約350名のうち200名以上が死亡したとみられ、救助活動が続いている。

メイン号は、キューバ独立運動をめぐり緊張が高まるなか、在留アメリカ人の保護と事態監視の名目でハバナに派遣されていた。今回の爆沈により、アメリカ国内ではスペインの関与を疑う声が急速に高まっている。

米国各紙は号外を発行し、「メイン号を忘れるな」との標語が市民の間で広まりつつある。ワシントンでは議会が緊急協議に入り、スペイン政府に対する厳しい対応を求める意見が相次いでいる。

今回の事件が両国間の武力衝突へと発展する可能性も否定できない情勢であり、カリブ海をめぐる国際情勢は一気に緊迫の度を深めている。

— RekisyNews 国際面 【1898年】

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