【ケンブリッジ 2月13日】
英国ケンブリッジ大学の数学者アンドリュー・ワイルズ博士が挑んできた「フェルマーの最終定理」の証明について、本日、証明に誤りがないことが確認された。これにより、17世紀以来およそ360年にわたり数学界を悩ませ続けた未解決問題に、ついに決着がついた。
フェルマーの最終定理は、「3以上の整数nについて、xⁿ + yⁿ = zⁿ を満たす自然数解は存在しない」とする命題で、フランスの数学者ピエール・ド・フェルマーが余白に記したとされる有名な問題である。以来、多くの数学者が挑戦しながらも解決には至らなかった。
ワイルズ博士は1993年に証明を発表したが、その後一部に不備が見つかり、修正作業が続けられていた。今回、同僚リチャード・テイラー博士との共同研究により問題点が克服され、証明が完全であると認められた。
数学界では、この成果を20世紀最大級の業績の一つと評価する声が上がっている。長きにわたり「不可能」とも言われた難問が、ついに理論的に確立されたことは、現代数学の新たな地平を開くものと受け止められている。
— RekisyNews 科学面 【1995年】
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