王権は議会とともに —— ウィリアム3世・メアリー2世即位、名誉革命ここに終結

【ロンドン 2月13日】

イングランド議会は本日、オラニエ公ウィリアムとその妃メアリーを国王および女王として迎えることを正式に宣言し、両者は共同統治者として即位した。これにより、昨年来続いた政変は新たな体制の成立をもって一区切りを迎えた。

即位に際し、両君主は議会が提示した「権利の宣言」に署名。これは、国王による法の停止や課税の恣意的実施を禁じ、議会の同意を国政の基本とする原則を明確にしたものである。王権の制限と議会主権の確認は、従来の専制的傾向からの大きな転換を意味する。

ジェームズ2世の退位と国外離脱を経て、国内は混乱の収束を求めていた。市中では安堵の声も聞かれ、商人や市民らは安定した政体の確立に期待を寄せている。

今回の即位は、流血を最小限に抑えた政変として語られつつあるが、その影響は広範に及ぶとみられる。国王は法の下にあるという理念が公的に示されたことで、王と議会の関係は新たな段階に入った。

ロンドンの街は祝意と緊張が入り交じる空気に包まれている。名誉革命は、ひとまずその幕を閉じた。

— RekisyNews 国際面 【1689年】

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