保守党に初の女性党首誕生 ーー サッチャー氏、党改革を掲げ就任

【ロンドン 2月11日】

英国最大野党・保守党は本日、党首選挙の結果、マーガレット・サッチャー下院議員を新党首に選出した。主要政党の党首に女性が就くのは英国史上初めてであり、政界に大きな転換点をもたらした。

サッチャー氏は、現党首エドワード・ヒース氏の退陣を受けて実施された選挙で勝利した。演説では、経済停滞と労使対立が続く現状を厳しく批判し、財政規律の回復と政府の役割縮小を柱とする改革路線を強調。党内保守本流とは一線を画す姿勢を鮮明にした。

同氏は化学を学んだ後、法曹資格を取得し政界入りした異色の経歴を持つ。近年は教育相として学校給食制度の見直しなどを断行し、強い信念と妥協しない姿勢から賛否両論を呼んできた。今回の選出は、従来の合意重視型政治からの転換を党が選択した結果とも受け止められている。

保守党内では、女性党首誕生を歓迎する声がある一方、急進的改革が党の結束を損なうとの懸念も根強い。次期総選挙を見据え、サッチャー新党首が党をどの方向へ導くのか、国内外の注目が集まっている。

— RekisyNews 政治面 【1975年】

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次