【東京 2月10日】
日本オリエンテーリング委員会は本日、社団法人としての認可を受け、日本オリエンテーリング協会を正式に設立した。これにより、国内で広がりを見せてきたオリエンテーリング競技は、明確な統括組織の下で普及と強化を進める新段階に入った。
オリエンテーリングは、地図とコンパスを用いて自然地形の中を走破する競技として、学校教育や地域の野外活動を通じて浸透してきた。委員会はこれまで任意団体として大会運営や指導者育成を担ってきたが、競技人口の増加や国際大会への対応を背景に、法人化の必要性が指摘されていた。
関係者によれば、社団法人化によって組織運営の透明性が高まり、競技規則の整備や指導体制の充実、国際連盟との連携強化が一層進む見通しだ。とりわけ、青少年の健全育成や生涯スポーツとしての定着を図る取り組みが重視されるという。
設立総会が開かれた会場では、指導者や愛好者が一堂に会し、今後の発展への期待を語り合った。自然と向き合い、自ら判断して進む競技の特性が、時代の要請に応える形で評価されつつある。
— RekisyNews スポーツ面 【1991年】
