アンデスを越えた解放軍 ーー ラス・ヘラス隊、歴史的横断を完遂

【チリ国境付近 2月8日】

南米独立戦争の行方を左右する重要な軍事行動が本日明らかとなった。フアン・グレゴリオ・デ・ラス・ヘラス将軍率いる部隊が、困難を極めるアンデス山脈の横断を完遂し、すでにホセ・デ・サン=マルティン将軍の主力軍と合流した。これにより、スペイン王党派の支配下にあるチリ解放に向けた作戦は、決定的な段階へと進むことになる。

アンデス山脈の横断は、標高数千メートルに及ぶ峠越えと、極寒、酸素不足、補給困難という過酷な条件を伴うため、長らく「軍事行動としては不可能に近い」とされてきた。だが、ラス・ヘラス隊はこれを敢行し、兵士と装備をほぼ損なうことなく目的地へ到達したと伝えられている。

この部隊は、サン=マルティンが主導する「アンデス軍」の一翼を担い、別働隊として山中を進軍していた。今回の合流により、独立派は複数方向から王党派軍を圧迫する体制を整え、チリ解放を現実のものとする軍事的優位を確立したとみられる。

現地では、長征を終えた兵士たちを迎える住民の姿も見られ、スペイン支配からの解放に対する期待が高まっている。独立派内部では、近く決戦に踏み切る可能性も取り沙汰されており、南米の政治地図を塗り替える動きとして各地が注目している。

— RekisyNews 国際面 【1817年】

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