【滋賀 2月6日】
滋賀県内に本日、日本で初めてとなる「トルコ風呂」が開店し、話題を集めている。店舗は幹線道路に近い立地で、開店初日から見物客や利用希望者が相次ぎ、周辺は一時にぎわいを見せた。関係者によれば、施設は海外の入浴文化を参考に設計され、従来の公衆浴場や温泉とは異なる趣向を前面に打ち出しているという。
店内は異国風の装飾が施され、浴室や休憩空間の構成もこれまでにない形式とされる。経営者は「新しい入浴文化の提案」を掲げ、心身のくつろぎを重視したサービスを提供すると説明した。開店に合わせ、従業員への接遇研修や衛生管理体制も整えたとしている。
一方、地域住民の間では期待と戸惑いの声が交錯する。近隣商店の店主は「人通りが増えるのは歓迎だが、どのような客層になるのか注視したい」と話す。行政当局も、営業形態と風俗営業に関する規定との整合性について、現行法令の範囲で指導を行う姿勢を示した。
この新業態は、都市部を中心に広がる娯楽・消費の多様化を背景に登場したものとみられる。専門家は「高度成長期の余暇拡大を映す象徴的な動き」と指摘し、今後、類似の施設が各地に広がる可能性を示唆した。
開店初日の夜、看板に灯がともると、好奇心に誘われた人々が足を止め、湖国に現れた新しい風を静かに見守っていた。
— RekisyNews 社会面 【1971年】
