渋谷駅コインロッカーに嬰児遺体

【東京・渋谷 2月5日】

本日未明、国鉄渋谷駅構内のコインロッカーから嬰児の遺体が発見された。駅係員が異臭に気づき確認したところ、施錠されたロッカー内に乳児とみられる遺体が収められているのを見つけ、警察に通報した。警視庁は死体遺棄事件として捜査を開始し、遺体の身元確認と死亡時期の特定を急いでいる。

現場となったロッカーは、通勤・通学客で行き交う改札近くに設置されており、日常の動線の只中で起きた出来事に駅利用者からは動揺の声が上がった。警察によれば、遺体は嬰児で、外傷の有無や詳しい死因については司法解剖の結果を待つとしている。遺棄に至った経緯や、預け入れ日時を特定するため、周辺の聞き込みやロッカー利用記録の確認が進められている。

この事件を受け、専門家からは、都市化の進展と家族形態の変化、若年層の孤立など、社会的な要因が重なり合う中で表面化する問題への指摘が相次いだ。駅という公共空間が選ばれた背景についても、匿名性や人目の多さが逆説的に影響した可能性があるとみられている。

関係当局は、同様の事案の再発防止に向け、関係機関との連携を強める考えを示した。日常の利便を支える設備が、救済の手が届かない現実を映し出す場となった今回の発見は、社会全体に重い問いを投げかけている。

— RekisyNews 社会面 【1973年】

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