【東京 2月3日】
明治政府は本日、全国に向けて大教宣布を発し、政治と祭祀を一体として運営する方針を明らかにした。布告は、天皇を中心とする国家の在り方を民衆に示し、道徳と政治の基盤を統一することを目的とするものとされる。神祇官を中核に、神道を国の柱と位置づける姿勢が鮮明となった。
政府関係者によれば、今回の宣布は、旧来の慣習や宗門統制に依らず、新たな国家秩序を全国に行き渡らせるための基本方針を示すものだという。各地では今後、教えを広める役割を担う布教の体制整備が進められ、民衆に対する教化が本格化する見通しである。
一方、地方の役人や知識人の間では、政治と信仰の関係がどのように運用されるのかについて慎重な見方も出ている。従来、仏教や各宗派が担ってきた教化との調整が必要となり、地域ごとの差異も予想されるためだ。
それでも政府は、国の根本理念を明確にし、内外に向けて統一された姿勢を示す狙いを強調している。大教宣布は、新政府の理念を象徴する重要な一歩として、今後の施策に大きな影響を与えるとみられる。
— RekisyNews 社会面 【1870年】
