佐賀で士族蜂起──旧藩不満噴出し政府軍と衝突

【佐賀 2月1日】

本日、肥前国佐賀において、旧佐賀藩士らによる武装蜂起が発生し、政府側との緊張が一気に高まった。征韓論をめぐる政変以降、中央政府の方針に強い不満を抱いていた士族らが結集し、政府施設を襲撃、事態は武力衝突へと発展している。

蜂起の中心人物は、かつて政府の要職にあった江藤新平らとされる。彼らは、士族の地位低下や秩禄処分、徴兵制の導入などを「旧来の秩序を壊すもの」として批判し、地方からの改革是正を訴えてきた。今回の挙兵は、そうした不満が限界に達した結果と見られる。

市中では、武装した士族が県庁や裁判所を占拠し、一時は行政機能が停止した。住民の間には動揺が広がり、戸を閉ざして事態の推移を見守る姿が多く見られた。一方、政府はすでに鎮圧の構えを強めており、近隣から警察・兵力を急派。反乱は短期決戦となる可能性が高いとの見方が出ている。

政府関係者は、「私闘を許せば新国家の秩序が崩れる」として、断固たる対応を取る姿勢を崩していない。今回の騒乱は、明治新政府が進める近代化政策と、旧士族層との対立が表面化した象徴的な出来事といえよう。

佐賀の動きが他地域へ波及するのか、それとも局地的な騒乱にとどまるのか、全国が固唾をのんで成り行きを注視している。

— RekisyNews 社会面 【1874年】

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