【ワシントン 1月31日】
本日未明、アメリカは同国初となる人工衛星「エクスプローラー1号」の打ち上げに成功した。ロケットはフロリダ州の発射場から上空へ送り出され、衛星は地球周回軌道への投入が確認された。これにより、米国は本格的に宇宙観測の時代へ踏み出したことになる。
同衛星は全長約2メートル、重量は十数キログラムと小型ながら、内部には放射線の測定装置などが搭載されている。関係者によれば、高層大気や宇宙空間の状態を直接観測する試みとして位置づけられており、学術的意義は大きいという。地上からの追跡観測も各地で行われ、周回の確認が相次いで報告された。
今回の成功は、国防および科学技術の両面で注目を集めている。政府関係者は、平和的利用を掲げつつも、宇宙開発が国家的課題となったとの認識を示した。研究機関や大学では、得られる観測データへの期待が高まり、将来の通信や気象研究への応用も議論されている。
首都ではこの知らせを受け、科学者や学生の間で歓声が上がった。一方で、宇宙という新たな領域を巡る国際的な競争が激しさを増すとの見方もある。人類が地球の外へ手を伸ばした象徴的な一歩として、エクスプローラー1号の行方が注目されている。
— RekisyNews 科学面 【1958年】
