相馬ヶ原で農婦射殺される──米軍兵士関与、地元に衝撃広がる

【群馬県相馬ヶ原 1月30日】

本日午後、群馬県の相馬ヶ原演習場内に設けられたアメリカ軍射撃場付近において、薬莢を拾っていた農婦が米軍兵士の発砲により死亡する事件が発生した。死亡したのは近隣に住む農家の女性で、日常的に演習後の射撃場周辺に入り、生活の足しとして薬莢を集めていたという。

現場は米軍が管理する射撃区域内で、当時、実弾射撃訓練は行われていなかったとされる。目撃証言などによれば、女性は射撃場内で拾得作業をしていたところ、米軍兵士ジラードにより発砲され、銃弾を受けて倒れた。女性は直ちに近隣へ搬送されたが、ほどなく死亡が確認された。

事件を受け、地元住民の間には強い憤りと不安が広がっている。住民の一人は「演習場は生活圏と隣り合わせで、これまでも危険と背中合わせだった」と語り、外国軍の管理下にある区域で起きた重大な人命被害に不安をにじませた。

当局は現在、事件の経緯や発砲の意図について事実関係の確認を進めているが、加害者が米軍関係者であることから、捜査や裁きの在り方を巡り、今後大きな議論を呼ぶ可能性がある。事件は、駐留軍と地域社会の関係に深刻な影を落とすものとして、全国的な関心を集めつつある。

— RekisyNews 社会面 【1957年】

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