米大統領、一般教書演説で「悪の枢軸」発言

【ワシントン 1月29日】

アメリカ合衆国のジョージ・ウォーカー・ブッシュ大統領は本日、連邦議会で行った一般教書演説において、北朝鮮・イラク・イランの三国を「悪の枢軸(Axis of Evil)」と名指しし、国際社会に深い衝撃を与えた。大統領は、これらの国々が大量破壊兵器の開発やテロ組織との関係を通じて、世界の安全を脅かしていると強調した。

演説は、前年9月の同時多発テロ以降、対テロ戦争を主軸とする米国の安全保障政策を総括する場として注目されていた。大統領は、テロとの戦いは特定の組織に限られたものではなく、国家単位で脅威を生み出す勢力にも向けられるべきだと述べ、強硬な姿勢を鮮明にした。

この発言に対し、対象とされた各国は強く反発し、特に北朝鮮とイランは米国の姿勢を一方的で敵対的だと非難した。一方、米国内では、テロ抑止に向けた明確な意思表示として評価する声がある反面、国際緊張を高めるとの懸念も出ている。

今回の演説は、米国の外交・安全保障政策がより対決的な段階へ移行したことを象徴するものとして、今後の国際秩序に大きな影響を及ぼす可能性がある。

— RekisyNews 国際面 【2002年】

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次