日本企業、砂漠の海に油脈掘り当てる カフジ油田発見

【クウェート沖 1月29日】

中東クウェート沖のペルシャ湾で操業を続けていたアラビア石油は本日、カフジ海域において大規模な油田を掘り当てたと発表した。戦後日本企業による初の海外油田開発の成功であり、資源確保に悩む日本経済にとって画期的な出来事となった。

同社は、クウェートおよびサウジアラビア両国と利権協定を結び、数年前から海底掘削を進めてきた。試掘井からは勢いよく原油が噴出し、商業生産に十分耐えうる埋蔵量が確認されたという。関係者は「日本の技術と挑戦が結実した」と語り、現地では作業員たちが歓声を上げた。

日本はエネルギー資源の大半を輸入に依存しており、原油の安定確保は長年の課題であった。今回の成功は、自主開発原油の確保への大きな一歩と受け止められている。政府関係者からも「経済自立への重要な成果」と評価する声が上がった。

一方、海上油田という未知の分野での操業には、設備投資や安全対策など課題も少なくない。アラビア石油は今後、生産設備の整備を急ぎ、早期の本格採油を目指す方針を示している。

— RekisyNews 経済面 【1960年】

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