【ベルリン 1月28日】
ドイツの名レーシングドライバー、ルドルフ・カラツィオラは本日、ドイツ各地に整備が進むアウトバーンの直線区間において、公道上としては空前となる最高速度432.7キロを記録した。使用されたのは、特別に改良された流線型のレーシングカーで、国家の威信をかけた技術力の結晶とされる。
この挑戦は、アウトバーンの高速直線性と自動車工学の進歩を世界に示す目的で実施されたもので、当日は道路を全面封鎖し、厳重な安全体制のもとで行われた。エンジン出力、空力設計、路面状態の精密な管理が成功の要因とされ、専門家は「自動車技術の一つの到達点」と評価している。
一方で、これほどの速度がもたらす危険性について懸念の声も上がっており、一般道路での速度管理の重要性を改めて認識させる結果ともなった。とはいえ今回の記録は、モータースポーツ史のみならず、近代工業技術史においても画期的な出来事として記憶されることになるだろう。
— RekisyNews 科学面 【1938年】
