【ニューサウスウェールズ湾 1月26日】
英国海軍の軍人アーサー・フィリップが率いる最初の植民船団が本日、南半球の大陸東岸に到達し、湾奥の良港に上陸した。船団は前年に本国を出航し、長途の航海を経てこの地に至ったもので、ここに英国の恒久的拠点が築かれることとなる。
上陸地は天然の入江に恵まれ、淡水の確保が可能であることから、定住に適すると判断された。フィリップは総督として統率にあたり、秩序ある植民地経営と自給体制の確立を目指す方針を示している。船団には兵士のほか、囚人や職人らも含まれ、住居の建設や農地の開墾が急がれている。
この地には先住の人々が居住しており、今後の接触や関係の在り方が注目される。船団側は当面、拠点整備を優先する構えだが、新天地での生活は食糧不足や気候への適応など多くの課題を伴うとみられる。
今回の上陸は、南半球における英国勢力の足場を定める画期となり、航海と植民の時代がさらに進む契機となった。ここからの歩みが、この大陸の将来像を形作ることになるだろう。
— RekisyNews 探検・植民面 【1788年】
