【大西洋沿岸 1月26日】
スペイン王国の支援を受けて航海を続けていた探検家ビセンテ・ヤーニェス・ピンソンは本日、ヨーロッパ人として初めて現在のブラジルにあたる南米大陸東岸へ上陸した。この地は、これまでヨーロッパ世界において明確な記録が存在せず、新大陸探査の歴史に新たな一頁を刻む出来事となった。
ピンソンは、かつてクリストバル・コロンブスの最初の航海に参加したことで知られ、今回は独自の遠征隊を率いて大西洋を横断していた。航海の途上で赤道付近の海流や風を利用し、船団は南西へ進路を取り、やがて広大な陸地の姿を確認したという。上陸地点周辺では、豊かな森林と河川が広がり、これまでヨーロッパ人が見たことのない自然環境が広がっていたと伝えられている。
この発見は、ポルトガル王国が定めた勢力圏との関係からも注目を集めている。新大陸の帰属をめぐっては、すでに両国間で取り決めが存在しており、今回の上陸が今後の外交・領有問題に影響を及ぼす可能性も指摘されている。一方で、豊富な資源や航路の拡大を期待する声も高まり、探検と交易の新たな舞台として関心が集まっている。
ピンソンの帰還後、この地に関する詳細な報告がもたらされれば、南米大陸の実像が徐々に明らかになるとみられる。大西洋航海時代は、なおも世界の輪郭を押し広げつつある。
— RekisyNews 探検・航海面 【1500年】
アイキャッチ画像 Jerónimo Roure Pérez, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=79227075による
