神聖ローマ皇帝、雪中で赦免を乞う 教皇権威が皇帝を屈服させる

カノッサの屈辱

【カノッサ城 1月25日】

本日、イタリア北部カノッサ城の門前において、神聖ローマ皇帝ハインリヒ四世が教皇グレゴリウス七世に対し、破門解除を求める異例の行動に出た。皇帝は司祭の任命権、いわゆる聖職叙任権を巡る対立によって教会から破門され、国内諸侯の支持を失いつつあった。

皇帝は武器を捨て、粗末な修道士の衣をまとい、裸足のまま雪の積もる城門前に立ったという。証言によれば、ハインリヒ四世はこの状態で祈りを捧げ続け、教皇側に赦しを求め始めた。城内に滞在する教皇グレゴリウス七世は、当初これに応じず、厳しい姿勢を崩していない。

この出来事は、世俗権力の象徴である皇帝が、霊的権威を持つ教皇に服従を示した瞬間として、各地に大きな衝撃を与えている。帝国と教会の力関係は、これまで以上に教皇側へ傾く可能性が高いとの見方が広がっている。

なお、関係者の間では、数日以内に皇帝が正式に赦免される見通しも伝えられており、両者の和解が成立すれば、今回の屈辱的な行為は一時的な政治的妥協として記憶されることになるだろう。

— RekisyNews 国際面 【1077年】

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